世界をつなぐ量子マテリアル研究の最前線 AOS Quantum Workshop in UW 開催

2025年12月 4日 14:30 | ニュース

ワシントン大学（University of Washington｜略称UW）と本学が共同で設置するアカデミックオープンスペース（Academic Open Space、以下AOS*）は、9月24日?26日の3日間、米国?シアトルにおいて、「AOS Quantum Workshop」および「Japan Seattle AI Innovation Meetup 25.0」を開催しました。

この3日間のイベントはDay0?Day2と称して行われ、Day0では、AWS（Amazon Web Service）スキルセンターの視察やデータセンターに関する講演が行われ、現地の最先端技術動向について理解を深めました。

ワークショップ1日目（DAY1）は、ワシントン大学において「UW-TU Quantum Academic Workshop」を、シアトル都市圏商工会議所（Seattle Metropolitan Chamber of Commerce）にて「Japan Seattle AI Innovation Meetup 25.0」を並行して開催しました。「UW-TU Quantum Academic Workshop」では、量子マテリアル分野の最先端の研究に関する講演やUW及び本学の学生同士が自身の研究を発表するピッチトークやポスターセッションが行われ、学生、研究者間の活発な交流を促進する場となりました。「Japan Seattle AI Innovation Meetup 25.0」では、ワシントン州政府商務省や JETRO（日本貿易振興機構）など様々な組織、企業が集まり、米国スタートアップ企業の日本市場におけるビジネス展開についての講演やピッチトークなどが行われ、イノベーションや日本とワシントン州との連携について議論されました。

ワークショップ2日目（DAY2）はDAY1で開催された両イベントの参加者が合流し、「AOS Quantum Workshop」をワシントン大学で開催しました。本学からは山口昌弘副学長、大野英男総長特別顧問が参加し、参加者約70名に向けて講演を行いました。

この一連のイベントは、本学の好田誠教授（工学研究科）、佐藤宇史教授（AIMR）、大内二三夫特任教授および江藤哲郎特任教授が中心となり、ワシントン大学の研究者と協力して企画しました。本学は、量子技術およびAI分野における国際的な研究交流を推進し、今後もワシントン大学との連携を強化してまいります。